使徒の働き2章1~14節

聖霊降臨日記念礼拝        2026.5.24
 聖書箇所: 使徒の働き2章1-14節
 説 教 題: 「五旬節の日になって」
説 教 者:          辻林 和己師

五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
              使徒の働き2章1-3節 (p233)


序 論)十字架で死なれ復活されたイエス様は40日にわたって御姿を使徒たち(弟子たち)に現わされました。(1章3節p232)
 そして、エルサレムで「父の約束」を待つようにと命じられます。(1章4-5節)
 使徒たちは、主イエスの兄弟たち、そして母マリアと共に父の約束を信じて十日間、心を一つにして祈り続けました。(使徒1章12-14節)
 五旬節の日に起こった出来事を通して示されることは…

本 論)
1、神の臨在のしるしである風と炎
 「五旬節」(1)は、過越の祭りから数えて五十日後に祝われた祭りでした。
 五旬節を意味するギリシア語の「ペンテコステ」はもともと「第五十」という意味です。
 五旬節(ペンテコステ)の日、皆が一つ所に集まっていると天から突然、「激しい風が吹いて来たような響きが起こり」、「炎のような舌が分かれて現われ、一人ひとりの上にとどまり」ました。(1-3)
 旧約では、風は神の息、神の霊の象徴です。そして、火は神の臨在、罪のきよめ、神の導きの象徴です。
  神様は、「あなたがたとともにいます」と言われた主の約束をこの日に、目に見える形で示されたのです。
 そして、弟子たちは聖霊に満たされ、いろいろな国の言葉で語り始めました。(4)
 これは、バベルで多くの種類の言葉を話すようになり、散らされた人々が聖霊によって再び一つに結ばれる象徴でした。 (創世記11章1-9節p15)

2、聖霊が与える力
 この時、エルサレムには、巡礼のため外国で生まれ育ったユダヤ人もたくさん来ていました。(5)彼らは大きな物音を聞いて集まって来ました。
 彼らは、ガリラヤ出身であるはずの弟子たちが、話せるはずのない外国の言葉で神のみわざを語っていました。
 この状況に人々は「呆気にとられ」、「驚き、不思議に思い」ました。(6-7)
 9-11節は、15ヶ国の名が記されています。特にユダヤ人居住地域に重点が置かれています。
 巡礼者たちが聞いたのは、使徒たちが、それぞれの言葉で語る「神の大きなみわざ」(11)でした。
 人々は「驚き、当惑し」、聖霊に満たされた者を「新しいぶどう酒に酔っている」とあざける人たちもいました。 (12-13)
 しかし、それは弟子たちのうちにあふれる喜びの現れでした。
 五旬節以前の弟子たちはどうだったでしょうか。
 彼らは迫害を恐れ、家の部屋の中に閉じこもっていました。(ヨハネの福音書20章19節p228)
 しかし、ペンテコステ以降、彼らは外に出て、堂々と福音を語りました。(14)
 特にペテロはかつて主イエスを三度、否みました。(ヨハネの福音書18章15-18節p222、25-27節p223)
 しかし、彼は、今や群衆の前に立ち、大胆に語り始めるのです。(14)
 聖霊は弱さを力に変えてくださるお方です。(使徒の働き1章8節p232)
 私たちも自分の力ではなく、神の力によって立てられ、支えられて歩みます。(コリント人への手紙 第二 1章9節p355)

結 論)ペンテコステ以降、聖霊は主イエスを信じるすべての者に与えられます。
 ペンテコステは教会の誕生日でもあります。
 聖霊が降ったとき、主イエスを信じる者たちの集まりはキリストのからだである教会となりました。
 教会は聖霊によって生かされ、導かれ、整えられる共同体です。
 聖霊によって恐れではなく信仰を持って、弱さではなく神の力によって、自分のためにではなく、神の栄光のため主イエスと共に歩んでまいりましょう。