創世記37章1~8節

三位一体 第24主日礼拝      2026.11.8
聖書箇所:創世記37章1-8節
説 教 題: 「夢見るヨセフ」
説 教 者:     辻林 和己師

人の歩みは主によって定められる。人はどうして自分の道を悟ることができるだろう。
                   箴言20章24節(p1119)

序 論)創世記12章からはアブラハムとその子孫について記されていました。
 今回の37章から最終章に至るまでヨセフが中心人物となります。
 この章から始まる、ヨセフの不思議な生涯は彼の父、ヤコブ(アブラハムの孫)との契約のゆえに神様が計画されたものでした。
 それで「これはヤコブの歴史である」(2)と記されています。
 ヨセフの言行や起こった出来事を通して示されることは…

本 論)
1、ヨセフの見た夢
 1-16節はユダヤのヘブロンの地でのことが記されています。
 ヨセフはヤコブの11番目の息子で、ヤコブは彼を偏愛していました。(3)
 そのこともあり、ヨセフは兄たちに対して優越感を持ち、彼らもヨセフのことをよく思っていませんでした。(4)
 ある日、ヨセフは自分が見た夢について、家族に自慢気に話しました。
 最初の夢は、ヨセフの麦の束を兄たちの束が伏し拝むというものでした。(5-8)
 二番目は、太陽と月(「父と母」を意味する。)と十一の星(「兄たち」を意味する)が、ヨセフを拝むようになるという夢でした。 (9-10)
 これらの夢の話を聞いた兄たちは、ますますヨセフを憎むようになりました。
 しかし、これらの夢は神様がヨセフに見せられたもので、が将来、どのようになるのかを示していたのです。この時、ヨセフは17歳でした。
 彼は、夢の話を正直にすると兄たちや父がどのような反応をするか、予測できなかったのです。相手の立場や気持ちを思いやることができない。それがこの頃のヨセフでした。

    2. エジプトに売られるヨセフ
     その後、兄たちはヘブロンから北方75㎞のシェケムで羊の群れの世話をしていました。(12)
     ヨセフは父ヤコブから命じられて、兄たちのところに出向きます。(13-14)
     シェケムからさらに約22㎞離れたドタンに移動していた兄たちは、立派な長服を着たヨセフがやって来るのを遠くから見つけました。
     彼らは、ヨセフを見て絶好の機会と思い、「あの夢見る者」を殺そうとまで考えます。(18-19)
     しかし、長男ルベンと四男ユダが別の提案をして、弟ヨセフの命だけは助けようとしました。(21-22、26-27)
     結局、兄たちは通りかかったミディアン人の商人にヨセフを売ってしまいました。(28)
     この事件の後、兄たちはヘブロンに戻ります。
     彼らは雄やぎの血のついた長服を父ヤコブに見せ、ヨセフが野獣に殺されてしまったかのように欺きました。(31-33)
     ヨセフを失ったヤコブの悲しみはあまりにも大きなものでした。(34-35)
     一方、ヨセフは奴隷として売られ、当時の大国エジプトに連れて行かれてしまいます。 
     ヨセフを買った商人は、ヨセフをエジプトの王様ファラオに仕える身分の高い家来、ポティファルに売りました。(36)

    結 論)神様は、夢を用いてヨセフにご自身のご計画を知らせられました。
     今、神様は聖書のことばや祈りの中で、私たちに語りかけてくださいます。
     ヤコブやヨセフにとって、思いがけないことが起こりましたが、神様はヨセフのために特別なご計画を持っておられたことが後に明らかにされます。
     神様は私たち一人一人に対してもご計画をもって導いておられます。(箴言20章24節p1119)
     苦難のときも神様はいつもヨセフと共におられました。
     私たちも、どんなときも、いつも共にいてくださる神の御子イエス様に信頼して歩みましょう。