にっさか姉の絵

4今年86歳の姉妹は、数年前、お三味線の出稽古の帰りに交通事故に遭われました。
「今、出してやるからなっ」と外から呼びかけられた時、姉妹は運転席で挟まれ身動きができない状態でした。後部座席に置いていた三味線は真っ二つになっていましたが、ご自身はろっ骨を折る怪我はしたものの、入院もすることなく帰宅されたそうです。車が大破し、生きているのが不思議な状況の中で九死に一生を得、 今は、ご自宅で療養しながら絵や俳句等々に取り組んでおられます。
お体の痛みが辛く、ベッドから起き上がり、歩くのにもご苦労がありますが、きりっとした明るさをお持ちで、お話をしているとこちらが元気をいただきます!
訪問聖餐式に伺うと、お手製のチーズケーキを焼いて出迎えてくださいます。
本当にこのパワーはどこから出てくるのでしょう!不思議です!
しかし、その答えは姉妹の主イエスを信じる信仰にあるのだとお話を伺う中で感じます。「神様のあわれみによって生かされているこの命を主のご用に使っていただく」という
“使命”に立っておられます。
今回、高齢者祝福式にあわせて描いてくださった絵を掲載しました。

「あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられ
ます。わたしはどこへ行って、あなたのみたまを離れましょうか。
・・・・・
わたしはどこへ行って、あなたのみ前をのがれましょうか。
わたしが天にのぼっても、あなたはそこにおられます。
わたしが陰府に床を設けても、あなたはそこにおられます。
わたしがあけぼのの翼をかって海のはてに住んでも、
あなたのみ手はその所でわたしを導き、
あなたの右のみ手はわたしをささえられます。」
詩篇139篇

神様は生きて働かれるお方です。命の源であられるお方が信仰者の内にお住まいくださり、一人一人に使命を与え、時が来たならば「よくやった」と御許に導いてくださいます。 その時は私たちにはわかりません。でも、神様は全てを知っておられます。
この世界を治めておられる真の王なるお方が、たった一人の人を知り尽くし、共に在して深く関わっていてくださっていることは何と畏れ多く、また何と幸いなことだろうと姉妹を通して教えていただいています。

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